...大殿樣の思召しは...
芥川龍之介 「地獄變」
...あなたはわたくしに慇懃(いんぎん)をお寄せくださる思召しがおありなさらないのね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...それはつまり神様の思召しなんですから...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...どうぞ悪(あし)からず思召してねえ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...これは二十一年頃、先帝の思召しで、三条公と岩倉公との事蹟を調べて置くようにとの仰せがあったので、それと共に維新の際いわゆる勤王党であった旧藩主が、右の両家と共に事蹟を調べる事になって、その結果二百六十の旧藩主華族諸家もこの調べをする事に御沙汰があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こう思召しになっては違いますよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この幻燈を見せてもらいたいという御思召しがあるというお伝えなのである...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...思召しは忝(かたじけ)ないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて母宮だけを最高の地位に置いておけばと院は思召したのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は返事を書きにくく思召したのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうしては三の宮がお気の毒だと思召して第二の結婚をこちらでおさせにはなりにくかったのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼らの可憐(かれん)な姿が他の使いにまさると宮は思召したのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物足らず思召していらっしゃったのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は深く自分の心が汲(く)んでもらえないからであろうと恨めしく思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東宮も御弟の宮がたも親友のように思召していっしょにお遊びになろうとされるしするために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝(みかど)も常から宮のお身持ちを気づかわしく思召していられたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その前に自分の意向をかれにほのめかしておきたいとこんなことを帝は時々思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若殿の思召しに酬(むく)わずにはおりませぬ」「それはうれしいが...
吉川英治 「江戸三国志」
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