...冗談に応ずる余裕はないらしかった...
梅崎春生 「狂い凧」
...このむちゃな申し出に応ずるほかに手立てはないように思われます...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...わしはやっぱり賊の申し出に応ずることにしましょう」「それほどの御決心なれば...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...それに応ずるが宜(よろ)しゅうございます...
田中貢太郎 「悪僧」
...孫もそれに応ずることになったが...
田中貢太郎 「阿宝」
...季題の設定はこの必要に応ずるものである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...ただ内に潜(もぐ)り込まないで外に応ずるよりほかに仕方がないのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...さあ持って来いと号令を下したって誰も号令に応ずるものはありません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...誰も応ずるもののないのを確かめた時...
夏目漱石 「明暗」
...彼は審問に応ずるために...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自分は大喜びでそのお招きに応ずるばかりでなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...僕はお雪の声に応ずると同時に...
牧野信一 「沼辺より」
...」剥啄(はくたく)の声に応ずるものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...点呼に応ずる兵卒の正服つけて...
森鴎外 「うたかたの記」
...……応ずる…………...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼女は讃歎の叫びを以て応ずるのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...この形勢を見て義昭は和睦に応ずる態度をとるに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
...この招待に応ずることは...
和辻哲郎 「鎖国」
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