...『おれが悪かった! 何でも後から相談に応じるから...
海野十三 「恐しき通夜」
...それに応じることにした...
江戸川乱歩 「影男」
...応じるつもりはないのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...姉の求めに応じる勇気を私から取り上げないで!」夕闇の暗がりの中で...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...夫は人間の生活結合と之に応じる態度との表現であり...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...一定の既成の政治的見解又は政治的要求に応じる予断を強制するもののことを意味しているらしい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫は作家が民衆の自然発生的な要望に応じるために充分心得て生かさねばならぬ守則だ...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...いうよりもハンドバッグの註文に応じる店が心斎橋には無い...
直木三十五 「大阪を歩く」
...一方私は御義理一点張りのEjaculation(エジャキュレエション)にてそれに応じる責を果したに過ぎません...
西尾正 「陳情書」
...大きな鼻をした男の攻撃に応じるのだった...
原民喜 「霧」
...火夫がもっと事態に応じるだけの才覚をもっていたらよかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...この上なく可愛く甘ったれた様子で応じるのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「僕は僕のことを侯爵殿と呼ぶような人の冗談には気持ちよく応じる気分じゃあないです」彼は答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...も早や固りすぎて流れに応じる術を失ったかのようである...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...現実は言葉の質に応じるものだという歴史の二典型を...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...実際このさきとも自分は親や親戚たちの誰の努力や奨めにも応じることなく...
横光利一 「旅愁」
...その家康の方でも、今朝からしきりに、偵察隊のうごきが見え、しかも、西軍の瀬ぶみ的な小攻撃には、(めったに、応じるな)と、戒(いまし)めているもののように、小牧山全陣、一旗(いっき)のうごきも見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...真槍の試合にも応じる――と道場の壁には書いてあるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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