...その時はつい応じる気になった...
梅崎春生 「凡人凡語」
...響(ひびき)に応じる様に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...応じるつもりはないのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...場合によっては自分の大事な研究時間をずいぶん思い切って割いても世間の要求に応じるために忙しい想いをし...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...鳥にとってはおそらく生れて以来かつて経験した事のない異常な官能行使の要求に応じるに忙しくて...
寺田寅彦 「鴫突き」
...夫は人間の生活結合と之に応じる態度との表現であり...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...だれもこの委嘱に応じるのを困難なことに思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二つには地理がそれに応じるものを作らせるからであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...実に造化の理によって別けられた万象に応じるがための原子の数であって...
横光利一 「馬車」
...現実は言葉の質に応じるものだという歴史の二典型を...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...危機に応じる対策を練り...
横光利一 「夜の靴」
...実際このさきとも自分は親や親戚たちの誰の努力や奨めにも応じることなく...
横光利一 「旅愁」
...それに応じる慈悲と端麗と明智とを備えた神が作られ...
与謝野晶子 「既成宗教の外」
...呉がこれに応じるのもまず修交上当然といえましょう...
吉川英治 「三国志」
...彼の求めに応じるわけはない...
吉川英治 「平の将門」
...応じる壮丁(そうてい)もないような有様である...
吉川英治 「平の将門」
...応じる気には毛頭なれないのだ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...相手にとって試合にも応じると聞いている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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