例文・使い方一覧でみる「忌わしい」の意味

...時々あの忌わしい烏羽揚羽（うばあげは）が... 時々あの忌わしい烏羽揚羽がの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...私は心を鬼にしてこの忌わしい汚れを取り除く覚悟を致しました... 私は心を鬼にしてこの忌わしい汚れを取り除く覚悟を致しましたの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「美人鷹匠」

...いつの間にか問屋と店員の間に忌わしい関係を生じて来ました... いつの間にか問屋と店員の間に忌わしい関係を生じて来ましたの読み方
相馬愛蔵、相馬黒光「一商人として」

...無造作に忌わしい遺言状を完成しようとしている... 無造作に忌わしい遺言状を完成しようとしているの読み方
モーリス・ルヴェル　Maurice Level 田中早苗訳「無駄骨」

...何かしら忌わしいものが... 何かしら忌わしいものがの読み方
豊島与志雄「湖水と彼等」

...想像しただけでも忌わしい感じを与える... 想像しただけでも忌わしい感じを与えるの読み方
豊島与志雄「花ふぶき」

...名状し難い苦々（にがにが）しい忌わしい空気が... 名状し難い苦々しい忌わしい空気がの読み方
豊島与志雄「二つの途」

...何よりも忌わしいのだった... 何よりも忌わしいのだったの読み方
豊島与志雄「ものの影」

...あの忌わしいジャーシイを着たり... あの忌わしいジャーシイを着たりの読み方
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...殊にあの忌わしい音楽が... 殊にあの忌わしい音楽がの読み方
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...忌わしい物など影も形もありません... 忌わしい物など影も形もありませんの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...あまりゾッとしない忌わしい文字が... あまりゾッとしない忌わしい文字がの読み方
久生十蘭「キャラコさん」

...忌わしい記憶がまつわりついている筏を... 忌わしい記憶がまつわりついている筏をの読み方
久生十蘭「ノア」

...ありとあらゆる忌わしい犯人の身体にまきつき... ありとあらゆる忌わしい犯人の身体にまきつきの読み方
平林初之輔「犠牲者」

...最も野蛮な時代における最も野蛮な民族ですらこれを恥辱とする如き忌わしい情欲や恐怖や残忍や悪意や復讐や野心や狂暴や愚劣の擾乱によって汚されているのを目にするのは...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...交換の全制度は忌わしい不正な取引である... 交換の全制度は忌わしい不正な取引であるの読み方
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...あの忌わしい夢が彼女を辱しめた... あの忌わしい夢が彼女を辱しめたの読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...爆音は総ての忌わしい記憶を打消して流れ... 爆音は総ての忌わしい記憶を打消して流れの読み方
蘭郁二郎「夢鬼」

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