...彼はその仕事に対して心胆を合わせて取り組んでいる...
...心胆を張り合って戦う...
...彼女の話に心胆を抜かされた...
...彼は事件後、心胆が萎えたままだった...
...彼女の美しさに心胆をうばわれた...
...心胆を練る撃剣だと...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...関西支部出の協会幹部は総辞職して協会の心胆を寒からしめているようだ...
戸坂潤 「社会時評」
...東山道沿道の藩民の心胆を寒からしめたことは昨日のようだけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...たいてい心胆が寒くなるわな...
中里介山 「大菩薩峠」
...かつ種々心胆を砕(くだ)くといえども...
福田英子 「妾の半生涯」
...同じような悪鬼的横行(おうこう)が今度はマナガ市の心胆(しんたん)を寒からしめている...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...すっかりモスタアとダグラスの心胆(しんたん)を寒からしめたものとみえる...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...悪夢を持つた人々の心胆を寒からしめてゐたものであるが...
牧野信一 「心象風景」
...凡そ僕等の心胆を寒からしめる類ひに相違ないのだらうが...
牧野信一 「沼辺より」
...書かぬとか力んだところで所詮は心胆の問題で...
牧野信一 「浪曼的月評」
...残る者たちの心胆を寒からしめました...
吉川英治 「江戸三国志」
...まして治乱の中に心胆を磨き...
吉川英治 「新書太閤記」
...義をかりて武士の心胆(しんたん)をあざむき去った滝川三郎兵衛を討ってその首を見ることである...
吉川英治 「新書太閤記」
...男と男の心胆をそそぎ合う酒幾斗(と)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は心胆(しんたん)を煉(ね)るため...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...いろいろ家治の心胆を驚かさぬものはない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...熊本の男児にも鉄石の心胆がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「抜かるなっ!」と自分の心胆さえ定まらないのに他を誡(いまし)めたり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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