...だから、T君が傍についてゐてくれると、心強いのである...
太宰治 「津軽」
...まったく心強いよ...
林不忘 「安重根」
...こんな時にはどんなに心強いか知れませんでは又後便にて四月四日幸子姉上様おん許(もと)へ彼女は単純で人の好い姉を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これだけは心強いことである...
寺田寅彦 「柿の種」
...イワン王国の創立者も中々心強い訳だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いくら心強いか知れないのに……それをお祖父さんは...
豊島与志雄 「同胞」
...全く心強い」そのうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ心強いことには...
中里介山 「大菩薩峠」
...路用があればあるで心強いには相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...外(ほか)の者が百人付いているより心強いわけでございますが――」福屋善兵衛が折入っての頼みです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外の者が百人附いて居るより心強いわけで御座いますが――」福屋善兵衞が折入つての頼みです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒もよく飲み、心強いことは、大いに食って居られたこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...このように南天は他に比する事の出来ないような心強い多くの芽を用意している事は面白い事実であるというべきだ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...勉める姉の身としてどれほど心強いか分らない...
宮本百合子 「暁光」
...オリザビトンがこれから二ヵ月もあるというのは心強い話で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どれ位心強いかわかりません...
夢野久作 「巡査辞職」
...どんなに心強いか知れまい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...どんなに心強いか...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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