...校舎には堅固に結んだ紐や窓の心張棒があったにもかかわらず...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...お島は夜自分の部屋の襖(ふすま)に心張棒(しんばりぼう)を突支(つっか)えておいたりしなければならなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...墓守が家の浴室(ゆどの)の心張棒になって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...五「何だ何だ」「また化物が暴れ出したのか」「それ行ってみろ」母屋から五六人、心張棒、天秤棒から、長押(なげし)の槍まで持出して、バラバラと飛んで来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのうえ心張棒をして」「その心張はなかったのか」「桟だけおりて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心張棒を平気で逆にかけるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心張棒は外したまゝでした」と言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雨戸は桟がおりている上に心張棒が厳重に締められ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上心張棒までしつかり掛つてをりました」「で?」「庭の中に倒れてゐる者があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...用心棒どころか心張棒ほどの役にも立たないよ」「ヘッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...戸締りの心張棒を忘れるものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小左衞門が暴れても自分が掴(つか)まらないやうにあの心張棒を繩の後ろのワナに突つ込んで遠くから締めたのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...晝のうちから心張棒を隱し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外から當てた心張棒は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心張棒をとって振ってみる)お蔦 あッ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...ここぞと正介は「樫の木の心張棒で滅多打ちに腰の番(つがい)」を三つ四つ喰わした...
正岡容 「我が圓朝研究」
...中から用意の心張棒(しんばりぼう)が掛っているということは知らないので...
吉川英治 「江戸三国志」
...心張棒(しんばりぼう)をかってしまう...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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