...心張棒を木剣のかわりに...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...昨夜寝る時に確かにかって置いたはずの心張棒(しんばりぼう)が外れているのです...
田中貢太郎 「母の変死」
...墓守が家の浴室(ゆどの)の心張棒になって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...片手でもって心張棒(しんばりぼう)を取外(とりはず)し...
中里介山 「大菩薩峠」
...その心張棒を米友が外(はず)しにかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...心張棒を外から外すことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房と心張棒には当分用事のねえ世帯だ」「合の手が多過ぎるよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心張棒には長いし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前とは物の考へ方があべこべだ」「それに雨戸は内から締つてゐたでせう」「心張棒が逆に掛つてゐたさうだな」「そいつはどんな謎でせう」「下女が夕方締めた雨戸を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雨戸は桟がおりている上に心張棒が厳重に締められ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心張棒まで掛けてあつたんです」手代の徳次はさう言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一つ側にあつた心張棒まで當ててしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...用心棒どころか心張棒ほどの役にも立たないよ」「ヘッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...戸締りの心張棒を忘れるものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この五年越し離室を覗いたこともありません」「この窓に心張棒はないので?」「雨戸が嚴重に出來て居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ここぞと正介は「樫の木の心張棒で滅多打ちに腰の番(つがい)」を三つ四つ喰わした...
正岡容 「我が圓朝研究」
...裏の雨戸を閉めて心張棒(しんばりぼう)を二本入れた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...心張棒(しんばりぼう)をかってしまう...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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