...しかし神はモーセの祈願(ねがい)を聴きたまいしがごとくにダルガスの心の叫びをも聴きたまいました...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...おのれの心の叫びに耳を塞いでいる限り...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...観音さまは、自由自在に、世音すなわち世間の声、大衆の心の叫び、人間の心持を観察せられて、われわれの身の悶(もだ)え、心の悩みを、救い給う仏でありますから、梵語のアバローキティシュバラという原語を訳して、玄奘(げんじょう)三蔵は「観自在」といっているのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...心の叫びはその地方色の価値を零にしてしまうのである...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...目覚めたる心の叫びである...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...これを良心の叫びだなどというのは旧時代の思想だときめてしまった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「左樣なら!」これが彼の許を立ち去るときの私の心の叫びであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...と願っているその心の叫びのあらわれのまま描くか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それが真実の心の叫びであろうと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...という心の叫びを聞いた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...新九郎は心の底から良心の叫びを上げた...
吉川英治 「剣難女難」
...どんな心の叫びを...
吉川英治 「私本太平記」
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