...彼の言葉には、徹骨徹髄の真実が込められていた...
...彼女の演技には、徹骨徹髄の情感が表現されていた...
...彼は徹骨徹髄の決意で戦いに臨んだ...
...その小説は、徹骨徹髄なストーリー展開が特徴だ...
...この音楽は心に徹骨徹髄に響く美しい旋律がある...
...見給え、彼は必ず成功するよ、新撰組の実権が一枚上席であった芹沢に帰せずして、近藤に帰したというのも、策ではない、徳だよ、おのずから人望が帰すべき道理あって帰したのだ、伊東甲子太郎の一派があれほどの後援をもちながら、近藤一派の手に殪(たお)されたのも、暴が正を制したとは言いきれない、近藤のために死ぬものと、伊東のために死ぬものとの、意気と意気との勝敗なのだ、意気と意気との戦いなのだ、意気が意気を圧倒したのだ、『人生意気ニ感ズ』というのが本当だな、人が一命を捧げて悔いない場合はただ意気あるのみだ、近藤勇は意気の男だ、彼は徹骨徹髄、意気を以てうずめている、名利それ何するところぞ!」斎藤一は極端なる近藤讃美から、腕を扼(やく)して悲歌慷慨の自家昂奮に堪えやらず、滔々(とうとう)としてまくし立てる...
中里介山 「大菩薩峠」
...徹骨徹髄(てっこつてつずい)の清きを知る...
夏目漱石 「草枕」
...人間は吾身が怖ろしい悪党であると云う事実を徹骨徹髄に感じた者でないと苦労人とは云えない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
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