例文・使い方一覧でみる「徴する」の意味
スポンサーリンク...あらゆる単行独歩の人の思想的生涯をも象徴するものである... 
芥川龍之介 「僻見」
...かくて彼れは彼自身を詩に於て象徴する...
有島武郎 「詩への逸脱」
...少なくも馬琴が作者間に孤立していて余り交際しなかった一事に徴するも...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...水戸がいれば早速彼の意見を徴するんだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...モーリスの出現によって陰気なシャトーの空気の中に急に一道の明るい光のさし込むのを象徴するように...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...多分胸の動悸を象徴するためであろうか...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...尊王倒幕の理想の漸（ようや）く実際に活動せんとするを徴するものにあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...技術を象徴するものだという...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...そのデカダンスと分極をなす新興新鋭な思想の勃興をもネガとして象徴するのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...専門家なるが故に制限された科学的精神を象徴する様だ...
戸坂潤 「読書法」
...政府歳入を徴する不能とか...
蜷川新 「天皇」
...吾々日常の經驗に徴するも...
波多野精一 「時と永遠」
...それはリンカーンが象徴する...
服部之総 「望郷」
...之を徴するに足るべき文献は甚少い...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...ギリシャ美を象徴するような...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...当時の進歩とその不徹底の両面を象徴するものとして...
宮本百合子 「現代の心をこめて」
...しかし次年二月に筆を起してある勤向覚書に徴するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...顏が何かを象徴するものならば...
吉川英治 「折々の記」
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