...相反して見ゆる二つの極の間に彷徨(さまよ)うために...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かくの如く主張する人々は自己の思想を同種類の隣人によつて定められたる狭隘なる圏外に彷徨(さまよ)ひ出づることを許さなかつた...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...暗裏に彷徨して進路をとるゆえんを知らざるのみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...それからは夢うつつの境を彷徨(ほうこう)しつつあるように見えたと云う...
谷崎潤一郎 「鍵」
...十二月十五日晴、行程二里、そして汽車、熊本市、彷徨...
種田山頭火 「行乞記」
...日本橋の辺を彷徨(うろうろ)しながら...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...神と人とに侮られ彼は四方に彷徨(さまよ)はむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お庄はしばらくそこを彷徨(ぶらぶら)していた...
徳田秋声 「足迹」
...妻を殴りつけ市内を彷徨していながらも...
豊島与志雄 「理想の女」
...振乱す幽霊の毛のように打なびく柳の蔭(かげ)からまたしても怪し気なる女の姿が幾人(いくたり)と知れず彷徨(さまよ)い出(い)で...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...へとへとになるまで彷徨(さまよ)い歩きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...孤獨な寂しい曠野を彷徨してゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...女を売ろう……と野良犬のように彷徨した...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...来ると急いで部屋を出て椽側を彷徨(うろつ)く...
二葉亭四迷 「平凡」
...今の談理家はおの/\おのが方寸の小宇宙に彷徨(はうくわう)逍遙して...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...彷徨つたことだらうとも考へられる...
吉川英治 「折々の記」
...山の奥へ奥へと彷徨(さまよ)っていた...
吉川英治 「旗岡巡査」
...恋々と彷徨(さまよ)ってきたかと訊かれれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
