...一人称が「拝」で始まる場合、「御拝見(御覧)になること」を意味する...
...鷹(たか)には公儀より御拝領の富士司(ふじづかさ)の大逸物(だいいちもつ)を始め...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...まるで帝(みかど)の御出ましを御拝み申す時のように...
芥川龍之介 「邪宗門」
...「今度権現様より御拝領になりました虚堂の御懸物は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...四方を御拝なされるや...
太宰治 「右大臣実朝」
...已下御拝賀料の調度等...
太宰治 「右大臣実朝」
...凡そ此御拝賀の事に依りて...
太宰治 「右大臣実朝」
...御拝賀の御調度すなはち檳榔...
太宰治 「右大臣実朝」
...来年正月の御拝賀こそ関東無双の晴れの御儀にして殆んど千載一遇とも謂ひつべきか...
太宰治 「右大臣実朝」
...いちばん御拝(ごはい)の長かったは母上で...
寺田寅彦 「祭」
...やがて廊下へ出て御拝(ごはい)の蔭で草鞋(わらじ)を履(は)いている道庵と米友...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は、御拝眉の上、万々申しあげたく、まずは、右のため、云々...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...御拝顔を得たいと...
吉川英治 「大岡越前」
...御拝眉(ごはいび)をねがおう...
吉川英治 「剣の四君子」
...執権殿へ御拝謁をねがい...
吉川英治 「私本太平記」
...御拝謁をとげおりますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...天皇への御拝顔をとげる以前に...
吉川英治 「私本太平記」
...喰べさせてしまいますから」「御拝領の鷹じゃの」「されば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...船島で御拝姿(ごはいし)申すとな」門の方へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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