例文・使い方一覧でみる「御威光」の意味

...秀林院様のおん言葉は見当違ひには御座候へども霜も御主人の御威光には勝たれず...
芥川龍之介「糸女覚え書」

...大いなる御威光（ごいこう）... 大いなる御威光の読み方
芥川龍之介「おぎん」

...悪魔（ぢやぼ）も御主（おんあるじ）『えす・きりしと』とやらんの御威光には叶ひ難く... 悪魔も御主『えす・きりしと』とやらんの御威光には叶ひ難くの読み方
芥川龍之介「きりしとほろ上人伝」

...いかにももの静な御威光がございました... いかにももの静な御威光がございましたの読み方
芥川龍之介「邪宗門」

...その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったから... その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったからの読み方
内田魯庵「淡島椿岳」

...照り輝く日のような御子（みこ）樣御威光すぐれたわたしの大君樣... 照り輝く日のような御子樣御威光すぐれたわたしの大君樣の読み方
稗田の阿禮、太の安萬侶武田祐吉訳「古事記」

...お父様の御威光というようなものも... お父様の御威光というようなものもの読み方
富田常雄「面」

...御上（おかみ）の御威光となると非常に恐しいものと心得ている... 御上の御威光となると非常に恐しいものと心得ているの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...昔は御上（おかみ）の御威光なら何でも出来た時代です... 昔は御上の御威光なら何でも出来た時代ですの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...御上の御威光だから出来ないのだと云う新現象のあらわれる時代です...
夏目漱石「吾輩は猫である」

...あまりと言えばお上の御威光を蔑（ないがし）ろにする仕打だ... あまりと言えばお上の御威光を蔑ろにする仕打だの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...この勢力を名づけて政府の御威光または会社の力といい... この勢力を名づけて政府の御威光または会社の力といいの読み方
福沢諭吉「教育の事」

...今更ながらそれがしは王様の御威光の素晴しさに打たれた次第であります...
牧野信一「船の中の鼠」

...お上の御威光に傷がつく――よいか... お上の御威光に傷がつく――よいかの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...父上が城代の御威光をふるって... 父上が城代の御威光をふるっての読み方
山本周五郎「城を守る者」

...感仙殿（故忠宗）さまの御威光をかさに着たやりかただった」このまえの境論の要（かなめ）だけを聞いておいてもらおう... 感仙殿さまの御威光をかさに着たやりかただった」このまえの境論の要だけを聞いておいてもらおうの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...公儀の御威光を以てしても... 公儀の御威光を以てしてもの読み方
吉川英治「大岡越前」

...お上（かみ）の御威光（ごいこう）でもなければできないこと... お上の御威光でもなければできないことの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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