...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...併しその後先生に關する色々の世評を見聞するにつれて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...逃げるなら今だと思つて後先を見してゐると...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...後先を(みまわ)して...
泉鏡花 「婦系図」
...その後先生が亡くなり...
上村松園 「想い出」
...人目(ひとめ)いとうて後先(あとさき)に………女に扮(ふん)した役者は花道(はなみち)の尽(つ)きるあたりまで出て後(うしろ)を見返(みかへ)りながら台詞(せりふ)を述べた...
永井荷風 「すみだ川」
...後先の事を考えると喜三郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「つい後先になってしまいましたが...
久生十蘭 「魔都」
...巻煙草の後先きから立ち昇る色の違つた二条の煙りを彼は...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...トンガラシ……」それだけが何かの文句の後先にはつきりとひゞきましたが...
牧野信一 「月あかり」
...Nとツル子は袋をステツキにとほして後先きをぶら/\と荷なつて行つた...
牧野信一 「山を越えて」
...我々は後先(あとさき)の問題ではない...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...ちょうど我々の盆の魂祭(たままつり)の後先ともよく似ている...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ジット後先(あとさき)を考えて見たが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼等はモアンの小家の近くまで後先きになつて歩いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ここまではほとんど後先(あとさき)なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...お獅子の二人は後先(あとさき)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...後先(あとさき)の考えがないからいかん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...後先考えず懐中電灯を点けっぱなしにしたので...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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