...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...以後先(これからさき)...
石川啄木 「天鵞絨」
...後先を見廻して、一町も向うから電車が来ようものなら、もう足が動かぬ...
石川啄木 「天鵞絨」
...佐渡狐が翌朝町人に化けてお濠畔へ行つて待つてゐると梅鉢の定紋をつけた駕籠に乘つて大勢の家來を後先に付けた行列が通りました...
江南文三 「佐渡が島から」
...その後先方から何の挨拶も来なかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...後先をかえて言った方がいいようです――」「淡窓は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後先生に御(お)目にかかった時に...
中谷宇吉郎 「指導者としての寺田先生」
...手前は後先とも読めるような顔をするんだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...話が後先になったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...五分ほどすると湖畔のほうへ行った警官とロッジの裏手へ行った私服が後先になって広間へ入ってきた...
久生十蘭 「肌色の月」
...後先はよく聞きとれなかったが...
久生十蘭 「魔都」
...後先の分別もなく反対するやうな子だつたから...
平山千代子 「転校」
...」「あすこ迄どの位ひ時間が掛るかしら?」「かれこれ一時間掛るだらう、後先を入れたら...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...そして後先の文句が極めて物々しいばかりで...
牧野信一 「月あかり」
...そんな後先(あとさき)見(み)ずな莫迦なことを被仰った後で...
森本薫 「華々しき一族」
...旧七月盆の魂祭の後先(あとさき)に...
柳田国男 「海上の道」
...今生の後先(あとさき)などは...
吉川英治 「私本太平記」
...そっちへ行ってみようかね」「お米さん」「エ……」「誰か探しているンですか」「なぜ」「イヤに後先を見廻しているじゃありませんか」「そうかい」「そうかいッて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...後先(あとさき)の考えがないからいかん...
吉川英治 「宮本武蔵」
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