...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...(中略)と後先(あとさき)揃はぬ事を云ふて...
芥川龍之介 「案頭の書」
...政吉と父の兼松とが後先(あとさき)に担い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...後先見ずに濫費(らんぴ)するので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それを聞かされる私の心は後先(あとさき)も分らぬ闇にとざゝれ...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...数日の後先生再び京都に赴(おもむ)かんとせらるるや我いかにしけん今までは一度も先生を停車場に送りたる事なかりしを...
永井荷風 「書かでもの記」
...その後先生に御(お)目にかかった時に...
中谷宇吉郎 「指導者としての寺田先生」
...その後先生の臨終の枕頭に立つまでの五年の間...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...後先のことを、出來るだけ詳しく話してくれ」平次に訊かれて、伊佐松はボツボツ話しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後先の事を考えると喜三郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五分ほどすると湖畔のほうへ行った警官とロッジの裏手へ行った私服が後先になって広間へ入ってきた...
久生十蘭 「肌色の月」
...少し後先になるが...
久生十蘭 「魔都」
...悉くがボーツとしてゐて後先きが解らない...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...この辺は冬が永いので後先(あとさき)を切詰(きりつ)めて三月と九月にしている...
柳田国男 「海上の道」
...話の後先きをとり集めて考えると...
柳田国男 「故郷七十年」
...すなわちこの土地では盆の後先に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その後先方から何の沙汰もして来ないのに業(ごう)を煮やし...
吉川英治 「剣の四君子」
...武蔵の杖にも、のべ鉄(がね)がかくしてあったし、後先には、銅金(どうがね)が付いていた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...後先考えず懐中電灯を点けっぱなしにしたので...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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