...殊に前進と射撃との関係を律する事は殆んど不可能に近い...
石原莞爾 「戦争史大観」
...他を律することも出来ず他を導くことも出来ない筈のものである...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...自分の生活をきびしく律する高邁(こうまい)な精神を本当に求めよう...
梅崎春生 「風宴」
...一を以て万事を律するは...
高木敏雄 「比較神話学」
...この人や時雨(しぐれ)のみにて律する非十一月十一日 伊賀上野市より芭蕉三百年祭...
高浜虚子 「六百句」
...其當然の歸結として儒教は單に支配階級者の公的及び私的行爲を律する文字通りの形式となつて了つたのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...これまでの道徳や何かで律するわけに行かない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ただ愛の尺度をもって万事を律する...
夏目漱石 「野分」
...無論常規常道をもって律する訳にはいかん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...再建日本の在り方を規律する憲法の改正が行はれ...
林讓治 「新憲法の解説」
...君の精神の行動を律する眼は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私一人を以て凡ての人を律するように取られるかも知らんが...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...それでも痩我慢に歌ばかりは日本固有の語にて作らんと決心したる人あらばそは御勝手次第ながら其を以て他人を律するは無用の事に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...由來韻文を律するに嚴格なる文法を以てするは理窟を以て感情を制する弊あり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...厳然として自律する朝鮮である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...厳然として自律する朝鮮である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...再建日本の在り方を規律する憲法の改正が行はれ...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...年の数で彼を律することは当りません」と...
吉川英治 「三国志」
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