...「彼我の違いを理解するのは重要だ...
...「彼我の感覚には大きな隔たりがある...
...「彼らは常に彼我を意識しているようだ...
...「軍隊での訓練において、彼我の区別は厳密に守られる...
...「彼我の境界線を超えることは許されない...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...三 彼我互に慣習を尊重せよ或人(あるひと)は...
伊東忠太 「誤まれる姓名の逆列」
...彼我(ひが)の信用は地に堕(お)ちて実業も振わない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...寒山の路、拾得の箒△酒も水もない世界、善悪、彼我、是非、利害のない世界、個も全もない世界...
種田山頭火 「其中日記」
...地理學的ニ連接シテ彼我交通ノ途有ルヲ思ヘバ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...この時彼我の陣形を見れば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼我ともに一語も發しなかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼我風土の光景互に相似たるを知るに足る...
永井荷風 「夕立」
...彼我(ひが)を見定めるの余裕があろうはずがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...依然として彼我(ひが)の境を有して...
夏目漱石 「写生文」
...しかも彼我相守り...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...彼我の腕力や運動神経など...
野村胡堂 「胡堂百話」
...まさしく国法を守りて彼我(ひが)同等の大義に従うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今は學問場裡に彼我併立の勢を成して...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...それには皆弁当を開いてどれでも食ふので固(もと)より彼我(ひが)の別はない...
正岡子規 「墨汁一滴」
...東西彼我の文明の交流が...
吉川英治 「折々の記」
...そういう彼我(ひが)の相違を読み知ることも...
吉川英治 「三国志」
...彼我一瞬に銃火を交わし始めたらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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