...依て此石を庚申塚に祭り上に泥土(どろ)を塗(ぬり)て光をかくす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...・梅と椿とさうして水が流れてゐる・庚申塚や左は街へ下る石ころ・あさぐもりの垣根の花をぬすまうとする太陽...
種田山頭火 「其中日記」
...庚申塚(こうしんづか)やら...
田山花袋 「田舎教師」
...「それじゃ気をつけてな」「ああ」そこには庚申塚(こうしんづか)が立っていた...
田山花袋 「田舎教師」
...庚申塚(こうしんづか)のあたりの一夜の出来事が縁となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...巣鴨の庚申塚のことを」この時...
中里介山 「大菩薩峠」
...「巣鴨の庚申塚で?」「多分...
中里介山 「大菩薩峠」
...みな庚申塚でかえしてしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...無理に巣鴨(すがも)の庚申塚(こうしんづか)まで運んだということだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...庚申塚(かうしんづか)の泰道(たいだう)が飛んで行きますよ」田圃道を飛んで行く坊主頭を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庚申塚(かうしんづか)の赤塚樣から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庚申塚(かうしんづか)の寅松親分が來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中に土地の御用聞の庚申塚の寅松がたつた一人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庚申塚の親分」「下女のお百がやられた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庚申塚(かうしんづか)の親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ『江戸名所図会』巣鴨庚申塚の図はひろ/″\とした雑木の並木で何やら喬木が街道を挟んで遠くつづいてゐる...
正岡容 「巣鴨菊」
...庚申塚を道側に立てるも主として盗難少なく道路安全を冀(ねご)うての事と見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...ちょうど庚申塚(こうしんづか)の先であの女を見かけたんだが...
吉川英治 「江戸三国志」
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