...「はいはい」といって庖丁(ほうちょう)をあっちに運んだり...
有島武郎 「或る女」
...宵から、銀座裏の、腰掛ではあるが、生灘(きなだ)をはかる、料理が安くて、庖丁の利く、小皿盛の店で、十二三人、気の置けない会合があって、狭い卓子(テエブル)を囲んだから、端から端へ杯が歌留多(かるた)のようにはずむにつけ、店の亭主が向顱巻(むこうはちまき)で気競(きそ)うから菊正宗の酔(えい)が一層烈(はげ)しい...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...庖丁らしいものを鉄床の上に置いてそれを鉄槌で鍛えていた...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...肉切庖丁は五度引きあげられ落とされて...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...庖丁を握りしめていた...
豊島与志雄 「変な男」
...僕は、庖丁はもてぬし、今から料理人にも成れぬが、もし、成ったなら、このうまい魚と、いい野菜とを控えている大阪の料理人として、西洋、支那をも研究して、少しは珍らしい物も、作ってみせる...
直木三十五 「大阪を歩く」
...両刃の剣だって出刃庖丁だって振り廻すだろうじゃないか」万七はムッとした様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...得物の出刃庖丁は血潮の海の中に捨ててあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すると、一番先に帰った伝吉が怪しいと思うがどうだろう、出刃庖丁の事も、考えようでは伝吉の下手人という証拠になるが――」こんがらかった事件を持て余して、万七は競争相手の平次の智恵まで頼ろうとするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時々は商賣道具の出刄庖丁を振り廻したり――」「昨夜...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あるひは石庖丁(いしほうちよう)とかにわかれて行(ゆ)くのでありますが...
濱田青陵 「博物館」
...料理庖丁(ぼうちょう)のキラキラしたのをさげて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二つの庖丁様の撥を両手に握りたる数名の職人が...
牧野信一 「貧しき日録」
...鰺の味噌焼と申して背から庖丁(ほうちょう)を入れて骨を除(と)った跡へ唐辛子の混ざった味噌を詰めて串へさして焼くのもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...この生きた鯉の背中にざっくりと庖丁が切り放たれることは...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...遠野にては時鳥のことを庖丁かけと呼ぶ...
柳田国男 「遠野物語」
...源平の庖丁(ほうちょう)とかみさんのおくにのあいそが...
山本周五郎 「ちゃん」
...新しい藁切庖丁と安いメリヤスの襯衣(シャツ)と軍隊手袋と...
夢野久作 「巡査辞職」
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