...底知れぬ大胆さと...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...底知れぬ恐怖を感じた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...底知れぬ深みへと吸いこまれていった...
江戸川乱歩 「影男」
...底知れぬ深みへと吸いこまれていった...
江戸川乱歩 「影男」
...底知れぬ恐怖のために懊悩(おうのう)...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...Aは底知れぬ穴の中へおちこんで行った...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...立ち上ろうとする途端によろよろとして底知れぬ千仭(せんじん)の谷に真倒様(まっさかさま)に落ちて終った...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...底知れぬ不信用の吹雪溜りへ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...骨のしんまで伝わってくる底知れぬ冷さだった...
豊島与志雄 「丘の上」
...底知れぬこんな夜々には眠つてゐるのか...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...そこは峠の絶頂で眼の下に底知れぬ闇の如く黒く展(ひろ)がつてゐる千々岩灘(ちゞはなだ)が一眼に見え...
長與善郎 「青銅の基督」
...「小野さん三条(さんじょう)に蔦屋(つたや)と云う宿屋がござんすか」底知れぬ黒き眼のなかに我を忘れて...
夏目漱石 「虞美人草」
...妊(みごも)っているらしく、懶(だる)そうな顔に、底知れぬ不安と、死の近づいている兆(きざし)を湛(たた)えているのであった...
原民喜 「廃墟から」
...ぞっとするような海緑色の氷床と無間(むげん)の闇をひそめた底知れぬ氷河の亀裂で...
久生十蘭 「南極記」
...ニタの底知れぬ深い碧眼(へきがん)だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...この濁った底知れぬ虚無の街の上海(シャンハイ)に妻を娶(めと)りに来たのである...
横光利一 「上海」
...眼に触れるもののすべての面に底知れぬ伝統の深さが連なりわたって静まっている...
横光利一 「旅愁」
...「底知れぬ悪党よ」とは...
吉川英治 「私本太平記」
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