例文・使い方一覧でみる「幾つか」の意味
スポンサーリンク...死の欺瞞死の欺瞞（ぎまん）について奇矯な着想が幾つかある... 
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...枝には柿の実の幾つかが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...頭の円い小坊主を幾つか抱え込んで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...外に善くないものが幾つか一緒になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...小鳥の卵のやうなささやかな烏瓜の実が幾つか生れて...
薄田泣菫 「独楽園」
...間数も二十幾つかあり広大な庭園も付き...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...母線的観念の幾つかを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大気が白んでるだけで、中天はまだ薄暗く見え、星が幾つか、妙に近々と浮き出して閃めいていた...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...幾つかの歌曲を除けば...
野村胡堂 「楽聖物語」
...幾つかの証拠は、真っ直ぐお桃の方を指しておりますが、あの純情らしい娘――許嫁（いいなずけ）の夫を救うために、人一人殺したのではないかと思われる、聡明な娘を縛る勇気がなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺はさういふ話を幾つか聽いてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...流れの中に跳んで渡れる程度に離れた幾つかの漂礫を認めた彼は小川を渡り...
Ａ. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...大島さらにその対岸の幾つかの海村に現存するものでも...
柳田国男 「海上の道」
...九これと同様の事情はなお他の幾つかの地名の普及を促している...
柳田國男 「地名の研究」
...別にある土地限りでこの日にする事が幾つかある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...机に凭（よ）つて何か書いて居た婦人が立つて挨拶をし乍（なが）ら幾つかの椅子を配置した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...接戦たちまち幾つかの死骸を踏みこえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それと横浜貿易新報とか横浜毎朝新聞の文芸欄を中心に幾つかの詩社や歌会があった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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