...旗幟(はた)はやうやく汚(よご)れて悲み風がその広※(ひだ)に陰影(かげ)を与へた...
上里春生 「傾ける殿堂」
...古幟(ふるのぼり)をついだ天幕張りの小屋をかけ...
海野十三 「三人の双生児」
...鯉幟(こいのぼり)の翻る青葉の空に流れたなびくような気がしたものである...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...男兒の五月五日の節句にはこんな鯉幟をたてます...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...赤旗白旗は源平戰爭の標幟には必要なりしも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...要するに伯は新旗幟を霞ヶ關に樹てゝ帝國の外交を彰表し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て其の旗幟を鮮明にすべきを勸め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お蔦 (飴の景物につける小さな幟と吹流しを作っている)お君(十歳か十一歳)折ってきた山桜の枝を位牌に供えている...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...姉上様民喜●昭和二十二年八月十五日 東京都中野区打越十三より 広島市幟町 原美樹宛暑いね...
原民喜 「書簡」
...「権力への意志」とは所詮賤民ども・プロレタリアートのみの振り翳(かざ)す汚れた旗幟にすぎない...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...英仏両派の論陣はその旗幟(きし)甚だ鮮明で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「このごろはもう幟は立てないの?」などゝ云つた...
牧野信一 「好色夢」
...摩利支天(まりしてん)にも見放され……とは「関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)」ですが...
正岡容 「初看板」
...そこには幟一本立てられていなかった...
正岡容 「寄席」
...ただちに村はずれの路傍(みちばた)にもって行って幟に立てた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...見えるのは軒なみにはためいている「中元大売り出し」という幟(のぼり)くらいなものだ...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...離反の旗幟(きし)をかざす者が相継いで...
吉川英治 「黒田如水」
...金瓢(きんぴょう)の馬幟(うまじるし)がすぐ眼にとまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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