...彼は常識家で、常に分別ある発言をする...
...母は常識家なので、家族のトラブルを解決してくれる...
...常識家に反する行動をとると、周りから嫌われることもある...
...場の雰囲気や社会通念に疎い人には、常識家の判断基準が理解できないことがある...
...わたしの心の内の常識家が激しい文句を少しづゝ訂正するやうな事を恐れたわけでもある...
犬養健 「愚かな父」
...常識家が勝手にそれをと見るのであつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...常識家こそ、ちよん髷をつけてゐるべき筈が、僅かにそれを切り去つた外形をよそほつてゐるに過ぎない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それが、巡歴旅行から歸つてからは、普通の常識家、健全家の通り、可なり規則正しく寢起きをすることが段々多くなつて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...旗田氏が既に死んでいることを知らなかったに違いない」「君は常識家として正しいことをいっている...
海野十三 「地獄の使者」
...常識家なんでしょう...
太宰治 「斜陽」
...自分を一個の常識家と自覚してかかって物事を判断するので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...卓越した常識家として立ち現われた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...或る世間常識家(?)に云わせれば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そして卓越した常識家(例のエドマンド・バークやカント更にはヘーゲルやマルクスまでも之に数えることが出来ようと思うが)は決して多数ではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...存在という言葉に対する吾々の――常識家としての――感覚はより自由であると...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...それを常識家の岡部から見れば...
豊島与志雄 「常識」
...さすがに第一番の常識家でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...常識家らしい顔をにこにこさせて...
林不忘 「あの顔」
...――「お止しよう、今更、常識家振つて、六ヶ敷い顔なんてするのは...
牧野信一 「鏡地獄」
...私は愚かな常識家にならなければならなかつた...
牧野信一 「毒気」
...」かようにいったジューベールは常識家であった...
三木清 「人生論ノート」
...後の二人は善き意味の常識家型の人物である...
矢内原忠雄 「読書と著書」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??