...結局この問題の現象はなんだかわからないということに帰着するのであるが...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...それであるが故に又必然的に観念論に帰着する...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...全く個人心理学からの類推か拡大かに帰着するのであって(ル・ボンの『群集心理学』やマクドゥーガルの『社会心理学』を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...つまる処そうした自然弁証法を承認するかしないかに帰着する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...要するに生命哲学に帰着すると云うことが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し問題は時間――歴史的時間――の理論に帰着する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ブルジョア新聞が資本主義的企業であることから受ける束縛に帰着する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...報道に帰着するということは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...空間の問題――空間論――は物質の問題に帰着する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...転向・思想善導・国本観念の鼓吹・など日本型ファッショ文化に帰着する筈の一連の文化的支配の要求は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...終局に於て社会衛生の問題に帰着する医学技術上の諸問題は...
戸坂潤 「辞典」
...封建制主義は原始化主義に帰着する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...性格があってもなくっても同じ事に帰着する...
夏目漱石 「坑夫」
...何方(どっち)かに帰着する...
夏目漱石 「それから」
...つまり外形というものはそれほどの強味がないという事に帰着するのです...
夏目漱石 「中味と形式」
...時空観念が帰着するところの分割部分は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...結局は貧乏物語に帰着する...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これこそこの時代の争闘の心が畢竟帰着するところの嘆息であろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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