...まことなる信仰と、確かなる希望と、完全なる愛とを我に授け給はむことを...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その遠神清浄なる心境に対してかぎりなき希求憧憬(ききゅうどうけい)の情を走らせながらも...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...その悲哀に根ざす霊魂の希望とを歌ふといふ序歌だけでも...
石川啄木 「病院の窓」
...私の希望通り陸大に入校しなかったならば...
石原莞爾 「戦争史大観」
...彼女は決して母親の希(ねが)ふやうな...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...人類に希望を失わせ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...とても君の希望に副(そ)うことのできないのが明白であるのに...
太宰治 「善蔵を思う」
...李希梅 先生は御存じになってて...
田中貢太郎 「涼亭」
...十三「此れはルウヴルにある希臘時代の『ピオムビノウのアポロ』だ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...そこには三谷氏の生前からの希望で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして唯一の希望としては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人で働いて暮したいような希望があるらしかったが...
松崎天民 「友人一家の死」
...新しいもの!」と云う希求を旗印しに立てていたのであった...
松永延造 「職工と微笑」
...まさにそのこと即ち希望が自己から生じるものでないことを意味してゐる...
三木清 「人生論ノート」
...希薄である...
水野仙子 「脱殼」
...また来るつもりです」こんなふうに希望している者もあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身の娘がどれも希望どおりにならなかったことで失望を感じることが多くなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...贖罪の希望」「ソロモンの裁判」「天使羊飼に救主の誕生を告ぐ」「最後の審判」などであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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