...專ら柳暗花明の巷の女にのみ接して青春を過したからである...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...腹のすいた少年の身にして夜の灯でも繁華な巷は目がくらんで痩脛(やせはぎ)も捩(ねじ)れるから...
泉鏡花 「遺稿」
...その巷には一つの軒燈もなかった...
田中貢太郎 「妖影」
...清い理想的の生活をして自然のおだやかな懐(ふところ)に抱かれていると思った田舎もやっぱり争闘の巷(ちまた)利欲(りよく)の世であるということがだんだんわかってきた...
田山花袋 「田舎教師」
...この炎暑と熱病と倦怠の巷へ連れて来た...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...不幸なるラート教授が陋巷(ろうこう)の闇(やみ)を縫うてとぼとぼ歩く場面でどことなく聞こえて来る汽笛だかなんだかわからぬ妙な音もやはりそういう意味で使われたものであろう...
寺田寅彦 「映画芸術」
...ゆくえも知らぬさすらい人の巷なりけり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...しじゅう死生の巷を往来している彼は耳さとくそれを聞きつけたらしい...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...薄曇のした空を窓から見あげて徒然の絃器の音などを聞いてゐると遊楽の巷で遊び疲れたかのやうな陶酔を覚えた...
牧野信一 「日本橋」
...○鹿港金盛巷(こう)面白い街だね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...文字どおりな修羅の巷(ちまた)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...誰の口からともなく巷間(こうかん)にひろがって...
吉川英治 「江戸三国志」
...それに類した病症の男女が焦土の巷(ちまた)にいくらも見られた...
吉川英治 「私本太平記」
...巷の揣摩臆測(しまおくそく)も...
吉川英治 「私本太平記」
...今は天下に身のおき場なき巷(ちまた)の落人(おちゅうど)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金を追いまわす巷(ちまた)の眼色で――...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...宮中から公卿、武将、庶民の巷にまで、ひと頃は、琵琶法師の見られぬところはなかった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...第二は親友がかつて関係し今は陋巷(ろうこう)に身を隠している夕顔との恋であるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- ベーシストの桜井賢さん: 日本のロックバンドTHE ALFEEライブ通算3000本を達成🎸
- 野球選手の大谷翔平さん: 5打数2安打で連続出塁記録を49に伸ばした。 ⚾
- 野球選手の福永裕基さん: 三塁守備中にカメラマン席へ飛び込み負傷🤕
時事ニュース漢字 📺
