...左兵衛府(さひょうえふ)の下人(げにん)をしておったころからの昔なじみじゃ...
芥川龍之介 「偸盗」
...そこは一介の左兵衛佐(すけ)の方が気楽だと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...式部卿(しきぶきょう)の宮の左兵衛督(さひょうえのかみ)は南の夫人の弟である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...切腹したとき阿部弥一右衛門(やいちえもん)の家隷林左兵衛が介錯した...
森鴎外 「阿部一族」
...有馬左兵衛佐允純(ありまさひょうえのすけまさずみ)へ永(なが)の御預仰付らる」と云うことであった...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...右兵衛尉・左兵衛尉というものがその実空官であったけれども...
柳田國男 「名字の話」
...参議左兵衛(さひょうえ)ノ督(かみ)とまで...
吉川英治 「私本太平記」
...左兵衛佐は、舌打ちをして自分の部屋のほうへ向って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『…………』気味のわるい目礼に送られて、左兵衛佐は、老父母の起臥(きが)している二重(じゅう)桝(ます)の中みたいな暗い一室へ入った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐は、こぼれかけた涙の眼を反らして、辞儀をして起った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐は急に落着かない眼をして...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寄れませぬ』『でも……』左兵衛佐の鬢(びん)の毛が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...上野介の嫡子(ちゃくし)吉良左兵衛佐(さひょうえのすけ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐の顔いろは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嫡子の左兵衛佐は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...陽陰(ひかげ)の部屋を好む左兵衛佐であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐様は)彼の血相のうちには...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛義高となって...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索