...しかもたった三年の間にあれだけの嵩(かさ)になるのですからね...
芥川龍之介 「不思議な島」
...つかんで引き裂きたいような衝動がわけもなく嵩(こう)じて来るのだった...
有島武郎 「或る女」
...手古奈の心を悲しみ涙の雨に入江の水嵩を高めた眞間の里人は...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...こういう空想の嵩じた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...費(つひへ)が思つたよりは意外に嵩(かさ)んでゐるのに気が注(つ)いた...
薄田泣菫 「茶話」
...あるいは嵩ばりて金目の少なきものもあるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...嵩張(かさば)ラナイデ音ノシナイアノ紙ヲ何ノ用途ニ使ッテイルカヲ直チニ想像スルガデキタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...まるで自分が年嵩(としかさ)のような口のきき方をするのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...嵩にかかって祖母へ尋ねかけながら...
豊島与志雄 「同胞」
...水嵩(かさ)によってちがっていて...
直木三十五 「南国太平記」
...それは間へ人が立つて兎に角若い衆へ謝罪つてどうか惡戲はしないでくれと年嵩の二三人に頼んだからである...
長塚節 「芋掘り」
...争いが嵩(こう)じて...
野村胡堂 「江戸の火術」
...木原さん」平次はヒタヒタと嵩(かさ)にかかりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折から直(ね)の安うて嵩(かさ)のある物より外は棹(さを)なき舟に乘合の胡瓜...
樋口一葉 「大つごもり」
...この厭でうるさいという感情が嵩(こう)じてはげしい憎しみになっていった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...竹次夫妻は嵩間の人間であって...
山本周五郎 「菊千代抄」
...「あたしあんたのこと知ってるわ」と年嵩(としかさ)のほうの女がさぶに云った...
山本周五郎 「さぶ」
...さきに袁術を見限って嵩山へかくれた旧臣の陳闌...
吉川英治 「三国志」
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