...――長崎の句として・ならんであるくに石だゝみすべるほどの雨(途上)(だん/″\すべるやうな危険を持つてきた!)□・冬曇の大釜の罅(ヒビ)(崇福寺)□・寺から寺へ蔦かづら(寺町)□・逢うてチヤンポン食べきれない(十返花君に)□・すつかり剥げて布袋は笑ひつゞけてゐる(福済寺)□・冬雨の石階をのぼるサンタマリヤ(大浦天主堂)二月五日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...彼の英語はアメリカ捕鯨船の漂民が崇福寺の牢屋敷にゐたのを日夜訪れて學んだものだといふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...中でも崇福寺(すうふくじ)の丹朱の一峰門が山々の濃緑から抽(ぬき)ん出て...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...劉夢沢は長崎崇福寺の墓に山陽の撰んだ碑陰の記がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...既に一たび崇福寺の彭城氏の墓地を訪うたことのある人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又崇福寺の墓を訪うて答へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」墓は崇福寺にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...崇福寺に葬られた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...崇福寺へ運ばれたのをたしかめましたから」それでは兄は大弐を追って行ったに違いない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...そのもとは崇福寺の門前で待っているがよい...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...道之進がもしこれで崇福寺へ来るとすれば...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...崇福寺の境内に忍び込んだ...
夢野久作 「斬られたさに」
...美濃の崇福寺(すうふくじ)にいたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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