...彼女の峻厳な表情に圧倒された...
...峻厳な規則によって管理された施設だ...
...峻厳な神社で厳かな祭礼が執り行われた...
...彼の峻厳な手法は彼を有名にした...
...彼は厳格な父親の教育の下、峻厳な生き方をしている...
...日本に於ても浜尾子爵閣下(はまおししゃくかっか)が「自動車轢殺(れきさつ)取締(とりしまり)をもっと峻厳(しゅんげん)にせよ」と叫んで居られる...
海野十三 「電気看板の神経」
...彼独特の領域にして、北欧の風雪が培(つち)かつた奇峭(きせう)、峻厳、冷酷の気は、あの粗ツぽく力強い筆致に遺憾なく描破されて居る...
田山録弥 「文壇一夕話」
...それどころか、彼が私のやって来たこと、気がつかずに来たことに対する批評の時は、彼の峻厳な顔は、いよいよ嶮(けわ)しく変ってしまった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...こういうやり方の方が却って峻厳な批評の実質を備えるものだ...
戸坂潤 「読書法」
...同じく峻厳(しゅんげん)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自殺にたいしては峻厳(しゅんげん)な考えをもってさえいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...同時に慈愛と峻厳(しゅんげん)とに満ちた心をもって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...内に対してかくの如く峻厳であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...峻厳さうなる微笑(ほゝゑみ)の...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...初めて見る峻厳な山の姿である...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...新政を行うにも甚だ峻厳を極めて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...何やら峻厳(しゅんげん)なものを覚えたので...
吉川英治 「剣の四君子」
...子に対してじっと向ける眸の大きな愛と峻厳(しゅんげん)な強さであった...
吉川英治 「三国志」
...その峻厳(しゅんげん)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...峻厳(しゅんげん)をもって聞え...
吉川英治 「新書太閤記」
...峻厳(しゅんげん)だったが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...峻厳(しゅんげん)な面持ちをして――「その相手も...
吉川英治 「親鸞」
...ただ峻厳(しゅんげん)な近寄り難い感じがした...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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