...そうしてあり合わせの魚や山の幸をさし出して心からもてなした...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...山の幸にも恵まれて...
太宰治 「津軽」
...豊饒の秋! 山には山の幸...
種田山頭火 「其中日記」
...山の神に山の幸を授けてくれるように祈るのが...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...山の幸、野の幸、海の幸と言えば大袈裟ですが、街頭に栄えた闇市場で普通に手に入る材料の、普通の料理でありました...
豊島与志雄 「乾杯」
...岡山の幸吉ゆずりの工夫者もいるという話だからなあ」「ですけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡山の幸吉の事績によって...
中里介山 「大菩薩峠」
...沢山の幸福とよろこびと潤沢な日日とを恵まれますように...
堀辰雄 「木の十字架」
...蝶衣の句に「山の幸その一にあけび読れけり」がある...
牧野富太郎 「アケビ」
...味噌汁の中には山の幸たらの芽...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...遠山の谷はよほど山の幸に富んでいるらしい...
松濤明 「春の遠山入り」
...棒に縛られて舁がれてゆくこの高雅な山の幸(さち)は...
三好達治 「測量船」
...のちのち山の幸を保障したことは同じであった...
柳田国男 「山の人生」
...松茸(たけ)などの山の幸(さち)...
吉川英治 「私本太平記」
...種々(くさぐさ)な山の幸(さち)が...
吉川英治 「私本太平記」
...九度山の幸村(ゆきむら)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...月叟(げっそう)伝心――九度山の幸村(ゆきむら)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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