...峨眉山の上に坐つてゐたか...
芥川龍之介 「杜子春」
...山の上から顔に白い毛のある一つ振り落され...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...山の上は、しんと静かであった...
梅崎春生 「桜島」
...鐘師のハインリツヒが山の上で怪しい女と酒を飲んで踊つてゐると...
薄田泣菫 「茶話」
...名高い山の上のお説教を済ました後(のち)は...
薄田泣菫 「茶話」
...指一本差さしはせんぞ」老人は山の上に輝いてゐるおてんたう様をも...
薄田泣菫 「山雀」
...松の木山に銃声がいくつもとどろいた山の上に赤い旗がうごかない雲を待っている銃声が止むと ごとんごとんと六段返しみたいに的(まと)が回転するおれの弾(たま)は調子づいたとみえて うつたびに景気のいい旗が上ったおれの眼玉は白雲ばかり見ていた...
竹内浩三 「射撃について」
...ある関東の山の上で花火を上げて...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...(叡山の上で、右へ、右へと叫んでいた声は、父でなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...大山の上あたりまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...なるほど小山の上に建てられた好い社宅である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...わたしたちはある朝小山の上に着いた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あのパルナッソス山の上に載せた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...八鹿(ようか)の妙見山の上に...
柳田国男 「故郷七十年」
...その夜のうちに再び山の上へ帰って行くともいいました...
柳田國男 「日本の伝説」
...山の上であっては見に行くことも容易でないが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...山の上の大学では...
山川方夫 「その一年」
...霧氷富士山の上の霧氷...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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