...」居合腰にきざみこむでくる芥川の言葉にはしのぎもつかず默つてゐた僕も...
小穴隆一 「二つの繪」
...「どうしたんだ!」と私も居合腰(いあいごし)をして声を掛けた...
橘外男 「逗子物語」
...居合腰(いあいごし)をしているのである...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...池上と兵頭とは、後向きになって、輦台の上で、居合腰であった...
直木三十五 「南国太平記」
...生命(いのち)というものが惜しくないか!」印籠鞘の浪士は居合腰(いあいごし)になって刀を捻(ひね)ったのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は居合腰になって竹刀を立てたまま...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここまで淫魔めがあとを追うて来おったか! 兵馬は居合腰に構えたまま...
中里介山 「大菩薩峠」
...数人が居合腰になってかたまり...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわゆる居合腰になったかと見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ソレッ」と居合腰になって...
野村胡堂 「古城の真昼」
...――居合腰になって呼吸を計る...
山本周五郎 「松林蝙也」
...居合腰のまま金剛兵衛の鯉口を切った...
夢野久作 「名君忠之」
...居合腰(いあいごし)になるため...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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