...机の上の空論と屁理窟とを木葉微塵にうちくだく大いなる力がこの雪をもって虚偽を悟れと叫んでいる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...したがって屁理窟と机上の空論がむやみと多くなる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...種々(しゆ/″\)な屁理窟(へりくつ)を考(かんが)へ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...』『そんな屁理窟(へりくつ)は解(わか)らん...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...どっかと坐ったまま仏頂づらしてぶつぶつ屁理窟(へりくつ)ならべている男の姿は...
太宰治 「緒方氏を殺した者」
...いけませんなどと屁理窟(へりくつ)言って...
太宰治 「酒ぎらい」
...ひたすら屁理窟を並べてねばるものである...
太宰治 「新釈諸国噺」
...とわけのわからぬ負け惜しみの屁理窟(へりくつ)をつけて痩我慢(やせがまん)の胸をさすり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...屁理窟(へりくつ)というのですね...
太宰治 「惜別」
...みんなよくもまあながながとことや細かくつまんねえ屁理窟やつまらん男と女がどうしたとかこうしたとか...
辻潤 「だだをこねる」
...何に限らず正当なる権利を正当なりなぞと主張する如きは聞いた風(ふう)な屁理窟(へりくつ)を楯(たて)にするようで...
永井荷風 「妾宅」
...ちょうど藤井の叔父さんがふり廻しそうな屁理窟(へりくつ)よ」お延は叔父をやり込める事ができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...そんな学究もどきの役にも立たない屁理窟をこね廻して喜んだりするのは...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...下手に“馴れ”や“屁理窟”にはまり込まなきゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私がどんな生意氣を言ひ、屁理窟をこね、憎々しく突つかかつて行く場合にも、彼は寛大に情意を理解し、決して腹を立てることがなかつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...どうしてひっぱたかねえだね?」こういう屁理窟に何と答えたものやら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いかんぞ古人の遺書によらずして秋毫の屁理窟だもひねくり出すことを得んや...
正岡子規 「読書弁」
...そんなものは屁理窟だ...
三好十郎 「好日」
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