...Hはその儘その廊下へ甚だ尾籠(びろう)ながら嘔吐(へど)を吐いてしまつた...
芥川龍之介 「東京小品」
...尾籠(びろう)低級!」ハム...
太宰治 「新ハムレット」
...少しく尾籠(びろう)ながら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...尾籠(びろう)な腰になりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いったいがエロティシズムと尾籠なギャグのいと多い大阪落語ではあるが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...大阪の特色である尾籠なことや淫猥なことも...
正岡容 「寄席」
...尾籠千万(びろうせんばん)だというよりほかはない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...尾籠(びろう)なはなしですけれど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...小さな尾籠(びく)を腰に結んで...
室生犀星 「幼年時代」
...私は殆んど尾籠を一杯にするまで...
室生犀星 「幼年時代」
...もし我目前で尾籠(びろう)の振舞をしたら...
森鴎外 「細木香以」
...尾籠(びろう)の振舞だと云うのである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...下の方から出るのはあまりにも尾籠である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...尾籠(びく)の中をのぞきこんだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...尾籠の底には、魚の鱗(こけら)もなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……尾籠(びろう)をお目にかけました」「若いくせに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...……ちと尾籠(びろう)ですから」「ははは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...尾籠(びろう)な手数がかかり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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