...越前守殿に吹込んだものがあるんでございますな」「よけいなことを吹込みやがったね」「尾州家にとってはよけいなことですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...のみならず尾州家を呼ぶにも同じく呼捨てであり...
中里介山 「大菩薩峠」
...入って将軍となるべく予想していた尾州家が...
中里介山 「大菩薩峠」
...市ヶ谷の尾州家(びしゅうけ)上屋敷に忍び込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから寶暦十一年尾州家では代替があつて...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...それから宝暦十一年尾州家(びしゅうけ)では代替(だいがわり)があって...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...尾州家から馬匹売買停止の布告が出て...
山本周五郎 「新潮記」
...道具の二三に尾州家の印を付けたりしたんだが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...市ヶ谷御門外の尾州家...
吉川英治 「江戸三国志」
...「尾州家の面箱といえば...
吉川英治 「江戸三国志」
...それは尾州家の若殿徳川万太郎が秘持していた「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」の綴文(とじもの)に相違ない...
吉川英治 「江戸三国志」
...尾州家国元の地方では...
吉川英治 「江戸三国志」
...あの品は元々(もともと)尾州家秘蔵の拝領仮面...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして仮面(めん)は尾州家とやらへ...
吉川英治 「江戸三国志」
...尾州家の若殿万太郎様ではございませんか」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...すなわち尾州家の秘蔵仮面(めん)洞白(どうはく)の般若(はんにゃ)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...尾州家のおん為に...
吉川英治 「江戸三国志」
...ところが、尾州家では、それをまったく、つまらない雑幅(ざっぷく)と一束にして、蔵帳(くらちょう)の目録にも加えてなかったのを、帝大の滝清一博士が、明治末年、べつな調査目的で、同家の仆器を見に行ったとき、発見して「これは二天宮本武蔵ですから、もすこし丁重にしておかれたい」と、注意されたので、同家の者も、初めて武蔵との由緒を知り、にわかに貴重扱いにしだしたということであった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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