...万事が無為無策の一語に尽きる...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...大抵な女には愛想が尽きる...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...いつまでも尽きること無く打ち返し打ち寄せる波と違い...
太宰治 「人間失格」
...怠慢の二字に尽きる...
太宰治 「春の枯葉」
...土堤の尽きるはるか向うに...
徳永直 「麦の芽」
...決して認識全般が知覚に尽きるということにはならないのと同様に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...右のことで尽きる...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...議論は尽きるところを知らず...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...吾(われ)ながら愛想(あいそ)が尽きる...
夏目漱石 「坑夫」
...代助は相手の言葉の尽きるのを待った...
夏目漱石 「それから」
...なるほど平原の尽きる辺(あた)りを...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...しかし彼の感想はそこで尽きる訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...九十五 彼等の力が次第に尽きると共に天地は寂寞(せきばく)として一切の霊魂を葬った...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...この言葉に尽きるの...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これは単に子供らしいというのに尽きる方であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の弱さを認識することを学んだことに尽きる」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...尽きる所に角楼(かくろう)が美しい姿勢を保っている...
柳宗悦 「民藝四十年」
...忍び男を待つ女性(にょしょう)が尽きるはずはございません」「堕落(だらく)僧が...
吉川英治 「親鸞」
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