...それが尽きるところから田が展(ひろ)がっていた...
梅崎春生 「日の果て」
...毎晩の如く現われて尽きる模様もない刑事の執念(しゅうねん)――というか...
海野十三 「奇賊悲願」
...その廊下の尽きるところ...
太宰治 「デカダン抗議」
...と云うことに尽きる...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...「もはやなすべき手段が尽きるまでは活動せんとする」人物の一人だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...惨めだという一語にすべてが尽きる...
豊島与志雄 「白藤」
...空気の組成についての研究だけでも尽きるところはありますまい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...どうも冥利(みょうり)が尽きるようだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで陸地が尽きるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで私の伝記は尽きるのである...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...秘められたる財宝に対する人間の執着は尽きる時なく...
野村胡堂 「古城の真昼」
...南を指す陸の尽きるところへは達しない――そんな馬鹿なことを思つて...
牧野信一 「駆ける朝」
...食うても食うても尽きる事ではない...
正岡子規 「くだもの」
...息が切れ力が尽きることを恐れて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...尽きることをしらない深遠な知識...
山川方夫 「博士の目」
...その斜面の尽きるところが断崖になって...
山本周五郎 「藪落し」
...柵(さく)の尽きる所から重畳(ちょうじょう)した岩脈へ這い上がり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...矢だねも尽きると...
吉川英治 「源頼朝」
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