...雌の産卵期になれば、雄の頭凹みて、口尖る...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...アイノスよりし來るもの尖る石もて彼を打つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時下部は厚くして上部は尖る石一つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...太つたくせに顔の陰が尖るつて質(タチ)の女は一度ツンとすると其の後はもう理由(ワケ)もなしにツンとし通すものだから……」「こいつ大した苦労性だな...
中原中也 「分らないもの」
...またその形状ならびに厚薄等も相同じからずと雖も大抵洋紙質あるいは膜質をなししかして上端は尖るを常とす...
牧野富太郎 「植物記」
...顔じゅうが尖るほど...
室生犀星 「香爐を盗む」
...尖る心に血を流し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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