...そして少なくとも...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...少なくとも、人間はいつも妙にこの二二が四を恐れていたが、わたしは今でも恐れている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...少なくとも微温にして事物に執着せざる所...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「少なくとも二十や三十の金」と言われて兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの連中が本当の憂国者か」「少なくとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくとも、今晩もう一晩は、この長浜の町の夜を、夜もすがら漁(あさ)ってみなければ胆吹に帰れない、という目的を米友は、ひそかに胸に秘めているものですから、いずれ一応はこの浪人の勧誘に応じて、あるところまではついて行き、それから先は臨機応変にごまかしてしまおう――といったようなはらでついて行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくとも後味のさわやかさにおいて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの人が少なくともいつもフリーダの名前を呼んでいたこと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...少なくとも未来に対する可能性を証明する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...少なくとも普通の泥棒じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...一週間に少なくとも一回切れる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...少なくともしばらくは言わない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...少なくとも我々はこれを試みる義務を負うている...
柳田国男 「海上の道」
...それは少なくとも沖縄の島々において...
柳田国男 「海上の道」
...少なくとも火を燃すことには関係が無い...
柳田国男 「木綿以前の事」
...少なくとも今日の西洋人はただ口中を燻(くゆら)すばかりで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...古の恐怖が現在まで残存していることを示す平易な徴を私が開示してもなお他の人々が南極内部への干渉を止めないならば――少なくとも禁断の謎を秘め悠久に呪われた冷酷な究極の荒野を余りに深くほじくり返すことを止めないならば――名状し難く恐らくは計り知れない災厄についての責任は私にはないのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...一例も見られない――あるいは少なくとも記録が残っていない――世紀もあった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??