...小脇差を一本さし...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも小脇差(こわきざし)を腰につけ...
本庄陸男 「石狩川」
...六月十九日に小脇差(こわきざし)を腹に突き立ててから願書を出して...
森鴎外 「阿部一族」
...次郎は小脇差の下(さ)げ緒を解いて...
吉川英治 「江戸三国志」
...短い小脇差を差しているのである...
吉川英治 「篝火の女」
...小脇差の光が振りかぶられた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ひとつは新藤五という小脇差で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...浴びせつけた新藤五の小脇差をさげている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...必死! と感じられる小脇差の切ッ尖(さき)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...腰の小脇差へ左の手を当てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小脇差の鍔(つば)をせり出して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小脇差のつかに手をかけて歯を剥(む)いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...六部は腰の小脇差を抜いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「仕損じたか」自分も小脇差を抜いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...襦袢(じゅばん)一重になっても差していた小脇差を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...丈八郎も、一角も、はッと気を抜いて、「おうっ?」と、跳びひらいたまま、一瞬、茫(ぼう)となって、畳に、もがいている意外な犠牲者の影を見つめたが、丈八郎は、自分を目がけた一角の刃が、弾みに、罪のないお信を斬ったことに、気がついたので、「妹の仇っ」と、喚(わめ)いて、「――動くなっ、そこを」と、小脇差で、突っかけた...
吉川英治 「無宿人国記」
...「うぬ!」だっと追って、片手に大刀を、左手に、小脇差をもって、飛びかかった...
吉川英治 「無宿人国記」
...小脇差か何かひねくって...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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