例文・使い方一覧でみる「小汚い」の意味

...顏一杯に流れた汗を小汚い手拭でブルリと拭つた... 顏一杯に流れた汗を小汚い手拭でブルリと拭つたの読み方
石川啄木「鳥影」

...尤も極彩色といっても泥画の小汚い極彩色で... 尤も極彩色といっても泥画の小汚い極彩色での読み方
内田魯庵「淡島椿岳」

...しかもそれが小汚い狡さと感じられる... しかもそれが小汚い狡さと感じられるの読み方
高見順「いやな感じ」

...ざらざらとした感じの小汚い狐は... ざらざらとした感じの小汚い狐はの読み方
武田麟太郎「大凶の籤」

...周囲が小汚いので... 周囲が小汚いのでの読み方
徳田秋声「風呂桶」

...この下宿へ落ちついたが、下宿から、中学の庭を透して見える、小汚い生垣の、傾いたような家が、夏目漱石氏の旧居で「猫」は、あすこで書いたんだよ、と、藤堂が説明してくれた...
直木三十五「死までを語る」

...この小汚いボヘミアンと腕を組んで... この小汚いボヘミアンと腕を組んでの読み方
野村胡堂「踊る美人像」

...あんな小汚いのはこっちで御免だ――まずこの八五郎がしょっ引いて手活（てい）けの花と眺めたいのは――」「大きく出やがったな」「横町の中江川平太夫（なかえがわへいだゆう）の娘お琴（こと）さん」「わッ...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...あの小汚い老爺（じじい）もどこかで見ましたよ... あの小汚い老爺もどこかで見ましたよの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...近頃その小汚いのに嫌気がさしたようで... 近頃その小汚いのに嫌気がさしたようでの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...近頃その小汚いのに嫌氣がさしたやうで... 近頃その小汚いのに嫌氣がさしたやうでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...その邊の飛脚（ひきやく）屋の小汚い吊臺では間に合はない筈だ」「それなら解つて居る... その邊の飛脚屋の小汚い吊臺では間に合はない筈だ」「それなら解つて居るの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...色の浅黒い小汚いのが... 色の浅黒い小汚いのがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...色の淺黒い小汚いのが... 色の淺黒い小汚いのがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...そんな小汚い話ぢやなく... そんな小汚い話ぢやなくの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...小汚い蓋を開けると... 小汚い蓋を開けるとの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...紺の股引きに破れ絆纏ばかりの小汚い者を見つけて居るお関の目には...
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...もちろん小道具は旧式で小汚い... もちろん小道具は旧式で小汚いの読み方
山本笑月「明治世相百話」

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