例文・使い方一覧でみる「小気味よく」の意味

...... の読み方
伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」

...帆村の鉄拳（てっけん）が、小気味よく、トラ十の顎（あご）をガーンと打った... 帆村の鉄拳が、小気味よく、トラ十の顎をガーンと打ったの読み方
海野十三「爆薬の花籠」

...自分の犯した罪を小気味よく思い... 自分の犯した罪を小気味よく思いの読み方
スティーヴンスン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」

...その男どもをステンステンと小気味よく投げ飛ばすというような「夢」を夢見たら...
高見順「如何なる星の下に」

...かれ等はやがて小気味よくもほろびんとしている人種どもである... かれ等はやがて小気味よくもほろびんとしている人種どもであるの読み方
辻潤「錯覚自我説」

...小男（こおとこ）ながら小気味よく稼ぐ辰（たつ）爺さんがこぼす... 小男ながら小気味よく稼ぐ辰爺さんがこぼすの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...小気味よく考えながら... 小気味よく考えながらの読み方
豊島与志雄「溺るるもの」

...いるんなら起きて出迎えろ」それをうとうとと小気味よく聞き捨てて...
中里介山「大菩薩峠」

...いかにも小気味よく稽古をこうのだから... いかにも小気味よく稽古をこうのだからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...心のうちで多少それを小気味よく感じた彼女も... 心のうちで多少それを小気味よく感じた彼女もの読み方
夏目漱石「明暗」

...処女の肉（ししむら）に小気味よく鳴ると... 処女の肉に小気味よく鳴るとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...小気味よく小用をたしていた――尤もむずかしい仕事ではない... 小気味よく小用をたしていた――尤もむずかしい仕事ではないの読み方
長谷川時雨「旧聞日本橋」

...小気味よく一矢を報いたのはヴォルテールである... 小気味よく一矢を報いたのはヴォルテールであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...小気味よく流れて行く... 小気味よく流れて行くの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...小気味よく申すことでしょう... 小気味よく申すことでしょうの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...余りに小気味よく計られては... 余りに小気味よく計られてはの読み方
吉川英治「茶漬三略」

...倶利迦羅紋々（くりからもんもん）の素ッぱだかが、真昼の太陽に、蛇の皮のように光って、小気味よくも、タッタと向うへ逃げだしてゆく... 倶利迦羅紋々の素ッぱだかが、真昼の太陽に、蛇の皮のように光って、小気味よくも、タッタと向うへ逃げだしてゆくの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...――それで画が小気味よく統一せられている... ――それで画が小気味よく統一せられているの読み方
和辻哲郎「院展遠望」