例文・使い方一覧でみる「小格子」の意味

...ずらりと並べて選取（よりど）りにお目に掛けます、小格子の風だ... ずらりと並べて選取りにお目に掛けます、小格子の風だの読み方
泉鏡花「婦系図」

...それはその前夜吉原の小格子で知つた女の名であつた... それはその前夜吉原の小格子で知つた女の名であつたの読み方
田中貢太郎「雑木林の中」

...そのころには自由廃業といふ言葉もまだ耳新しく『二六新報』の記者が吉原の小格子をあらし廻る事をさしていふものとのみ思へる人もありしほどなれば...
永井荷風「桑中喜語」

...小格子から引っこ抜いて来て... 小格子から引っこ抜いて来ての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...吉原の小格子でも覗（のぞ）いて居るんでしょう――と女房のお余野は諦（あきら）めた顔をして居ましたがネ... 吉原の小格子でも覗いて居るんでしょう――と女房のお余野は諦めた顔をして居ましたがネの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...小格子の小便臭い女でも... 小格子の小便臭い女でもの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...小博奕（こばくち）から小格子あさり... 小博奕から小格子あさりの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...吉原の小格子（こがうし）の店先を覗いた時のやうな... 吉原の小格子の店先を覗いた時のやうなの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...畜生ッ」小格子で年一杯叩き上げたおよつは... 畜生ッ」小格子で年一杯叩き上げたおよつはの読み方
野村胡堂「芳年写生帖」

...住む人の多くは廓者（くるわもの）にて良人（おつと）は小格子（こがうし）の何とやら... 住む人の多くは廓者にて良人は小格子の何とやらの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...住む人の多くは廓者（くるわもの）にて良人は小格子の何とやら... 住む人の多くは廓者にて良人は小格子の何とやらの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...父は小格子（こがうし）の書記に成りぬ... 父は小格子の書記に成りぬの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...住（す）む人（ひと）の多（おほ）くは廓者（くるはもの）にて良人（おつと）は小格子（こがうし）の何（なに）とやら... 住む人の多くは廓者にて良人は小格子の何とやらの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...大根畠（だいこんばたけ）の小格子（こごうし）といっている湯島の遊女屋へ行くぞめきの客が歩いている... 大根畠の小格子といっている湯島の遊女屋へ行くぞめきの客が歩いているの読み方
久生十蘭「鈴木主水」

...... の読み方
正岡容「大正東京錦絵」

...そこへいくと小格子はちょくで情があって――」深喜は心が動いた...
山本周五郎「花も刀も」

...長屋式の板壁の途中に小格子がたった一つあった... 長屋式の板壁の途中に小格子がたった一つあったの読み方
夢野久作「東京人の堕落時代」

...ぶらさげて新町の小格子（こごうし）をあるいていると... ぶらさげて新町の小格子をあるいているとの読み方
吉川英治「松のや露八」

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