...わたしは『新紀元』で『政黨は、革命主義の運動には害こそあれ、有用のものではない』『政黨は、小才子、俗物が、世話、奔走、應接の間に胡麻をするに宜しき所なり』などと論じてゐますが實は心の弱い自分の本命を貫徹するために政黨を毛ぎらひした傾きも有つたかと思ひます...
石川三四郎 「浪」
...若い女の許へ臆面もなくノコ/\サイ/\やつて来るはどうせ軽薄な小才子か...
内田魯庵 「犬物語」
...今後の日本は五六年前のように偽英雄とか小才子とかが世の中を掻廻した時代とはちがう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また小才子の英語の先生がゐた...
南部修太郎 「猫又先生」
...こちらへ来ては体裁能くやっている小才子を以て...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...こちらへ來ては體裁能くやつてゐる小才子を以て...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...小才子(こざいし)の天下になっている...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...しかし小才子の時代は長く続くものでない...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...今日の小才子時代とは違うのであるから...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...好人物の小才子で通って来た大道良太先生に...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...世上の智者策士と呼ばるる者多くは軽薄であり小才子である...
吉川英治 「黒田如水」
...おかしげな小才子も...
吉川英治 「私本太平記」
...とかく鼻につく小才子風と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼奴(きゃつ)のような小才子が...
吉川英治 「親鸞」
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