...「小座敷にお客さんを座らせよう」...
...「この家には広い小座敷がある」...
...「小座敷用の座布団を買いに行こう」...
...「お正月には小座敷でおせち料理を食べるのが風習だ」...
...「居酒屋の一角に小座敷があり、団体客も座れるようになっている」...
...二畳の小座敷がある...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...意気な小座敷でひとりちびちびとやつてゐると...
薄田泣菫 「茶話」
...廊下のとっつきの小座敷(こざしき)で人の気配がするのだ...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...清月の小座敷でお宮とそれを食べている時...
近松秋江 「うつり香」
...おそくまで奥の小座敷でおとっさんと何か話していたわ」「うん...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...四の一山木が奥の小座敷に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人目に遠い小座敷に案内しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかるに都下(とか)繁昌につれて、追々食店多くなりし中に、明和のころ深川洲崎の料理茶屋は、升屋祝阿彌(ますやしゆくあみ)といふ京都風に傚(なら)ひたるべし、此者夫婦の機を見る才あり、しかも事好、廣座敷、二の間(ま)、三の間(ま)、小座敷、小亭、又は數奇屋鞠場(まりば)まであり、中庭(なかには)推して知るべし...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...美登利はいつか小座敷に蒲團抱卷持出でゝ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...二階には小座敷もしつらえて...
火野葦平 「花と龍」
...又玄關の前の小座敷も一人合點の語である...
森林太郎 「翻譯に就いて」
...その四帖の小座敷には...
山本周五郎 「ひとでなし」
...彼は小座敷から出て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...小座敷を添えた葭簀張り...
山本笑月 「明治世相百話」
...竹格子の板場の前を通って奥の小座敷...
山本笑月 「明治世相百話」
...ほかには客がないようでございますね」あてがわれた小座敷へ坐りこまないうちに...
吉川英治 「江戸三国志」
...やはり同じ前栽の風致(ふうち)を前にした小座敷...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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