...お住もはた目には不相変小まめに留守居役を勤めてゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...実にチヨコチヨコと小まめによく働いた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...この場合のように何くれとなく小まめに手伝っているのを見て...
高見順 「如何なる星の下に」
...くるくると小まめに立ち働いていました...
太宰治 「誰も知らぬ」
...あの通り中々重宝な男で小まめに用足しをしてくれるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...見かけに似合わず小まめに仕事をする...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...よく小まめに働くことだ――「地主ノ当主ガドウラク者デ或時...
中里介山 「大菩薩峠」
...小まめな働き者で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...川口松太郎来り話す、小まめな男だ、今度は新派に一本書いたらしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小園さんは浦賀のお婆さん(園)よりもつと年とつたお婆さん(Fの未亡人)に云ひつけられて小まめに動いた...
牧野信一 「淡雪」
...小まめに下(しも)の童女さえしかねるような用にも走り歩いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...店の事一切までを寿女は小まめに取りしきった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...小まめに栄二の手助けをした...
山本周五郎 「さぶ」
...とてもそんな小まめな器械はいじれません...
夢野久作 「暗黒公使」
...何かの身仕度(みじたく)を小まめにととのえていたものでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
...小まめに歩いているので...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...およそ主に仕える小者のような善良さで道中小まめな宥(いたわ)りをつくしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...案外親切で小まめで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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