...そう云う声に尋常でないものがあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...却(かえ)って尋常でないようにも思われ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのくたびれ切ったような姿勢が尋常でない気がしたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今夜は自分の吹く簫の声が尋常でない...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋常でないことがわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その服む時刻が尋常でないのも一寸気に入った...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...主人の死が尋常でないといふ噂が立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たつた一と眼で平次はその死に樣の尋常でないことを知つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どこか尋常でないところがある...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...即ち単に尋常でない事と深い秘密とを混同するのだね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...その尋常でないと云ふ事柄が却て真理の街(ちまた)を教へる栞になるのだね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...この男のあまり尋常でない姿が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...誠に返礼の心配が尋常でない...
南方熊楠 「十二支考」
...すべて尋常でないことのように思われ...
山本周五郎 「薊」
...それはどこか尋常でないもの...
山本周五郎 「季節のない街」
...なにか尋常でないことがあったのではないか...
山本周五郎 「さぶ」
...兄のようすではなにか尋常でないことが起こるように思えました」「矢崎...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...中々もって尋常でないわい...
夢野久作 「斬られたさに」
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