...だがそれは数ばかりでその容姿風貌には日本の仏像のように尊いところがなかった...
上村松園 「中支遊記」
...御本尊(ごほんぞん)がしらないんじゃ...
海野十三 「火星探険」
...堅実を尊ぶ銀行家として...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...則ちこの尊王思想は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...寶雲齋が本尊だといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...救世觀音の尊像を描いた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀り...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...みんなの顔にうかんでいるこの尊敬の表情は...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...結婚の誓いを尊重して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...夫人の女二(にょに)の宮(みや)を大将がどんなに尊重して暮らしているかというようなこともお聞かせになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(c)我々が今なお尊敬を禁じえない人々が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわちまたある尊い仏様に...
柳田國男 「地名の研究」
...朝臣の身で朝敵に立っている」「はははは」尊氏は笑った...
吉川英治 「私本太平記」
...諸書に建武二年十二月八日鎌倉をお立出で……と一致しているから、尊氏の発向は、この日とみてまちがいないが、以後の合戦中には、「タビタビノ氷雨(ヒヨウウ)」とか、「終夜ノ風」とかの記録がまま出て来るから、終始、天候はよくなかったようである...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏は歯の根のふるえを禁じえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...眼はしのきく男ぞと尊敬していたに...
吉川英治 「新書太閤記」
...法の尊厳を承知して犯したとならば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...よつて平生子遠と密議するところの尊攘堂の議と合はせ堀江に謀り...
吉田松陰 「留魂録」
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