...自由な平等な無強権な社会生活には一種の不具者として寧ろ影をひそめるであらう...
石川三四郎 「社会的分業論」
...春雨の平八茶屋は我らの外に一人の客もなくって静かさを通り越して寧ろ淋しかった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...先づ五錢が通り相場だと云ふに至つては寧ろ低額に過ぎ...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...寧ろ生死の奴隷が多い...
種田山頭火 「其中日記」
...寧ろこうした権力と結びついているものなのだと言う...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...是れ寧ろ侯の老獪のみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寧ろ新政党を創立するの便宜なるに如かむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...完美といふよりは寧ろ偉大といふべく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寧ろそれから生ずる財源の杜絶(とぜつ)の方が恐ろしかった...
夏目漱石 「それから」
...寧ろ消滅させる傾が余計あると思っている(ノウノウ)...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...切開は屡々といふより寧ろ頻繁に杜絶してすぐ迷つてしまふ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...寧ろ何事もなかつた人間のやうな顔つきでゐたかつた...
原民喜 「飢ゑ」
...――われわれにはどんな場合にも技巧といふものがなく、寧ろたゞ愚かで、オクといふ類ひのものであるだけだつたのだ...
牧野信一 「浅原六朗抄」
...すつかり季節外れになつてしまつて困つてゐたところだつたので寧ろ好いきつかけだつたのさ...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...現在は彼にとつて永遠といふよりも寧ろ勝れて瞬間の意味を有する...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...その銅貨の上にそっと弱弱しく寧ろだらりと置かれた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...別に追つ拂はれる事もないのだが矢張り斯うして長いものに卷かれてゐた方が自分の氣持の上に寧ろ平穩である事を知つて居るからであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その背後に寧ろ前面の頂上よりも高いらしい山嶺が三つ四つごた/\と重つてゐるのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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