...窓のところへきて寝ころぶと...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...ゴロゴロと畳の上に寝ころぶような真似をし出しました...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...すぐさま床に仰(あお)むけに寝ころぶと...
海野十三 「怪塔王」
...そしてすなほに大の字に寝ころぶ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...山ふところの花の白さに蜂がゐる松風松蝉の合唱すゞしこゝがすゞしい墓場に寝ころぶ河の向岸は遊廓...
種田山頭火 「行乞記」
...・ひでりつづきの踊大(マヽ)皷の遠く近く・風鈴すずしい雑草青い朝がきた・いつまで降らない蕗の葉もやぶれ・ぎいすはらめばはひあるくひでりばたけ・百合咲けばお地蔵さまにも百合の花酒中酒尽・よい酒だつた草に寝ころぶ(末後の一句)七月十九日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...草青く寝ころぶによしここまでは会社のうちで金盞花・あゝさつきさつきの風はふくけれど・まがれば菜の花ひよいとバスに乗つて・寝ころべば旅人らしくてきんぽうげ四月二十五日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...星がちか/\またたきだした・寝ころぶや知らない土地のゆふべの草・旅は暮れいそぐ電信棒のつく/\ぼうし・おわかれの入日の赤いこと八月廿二日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...ころころ寝ころぶうちにかやのそとへ投げとばしていたものだろう...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...二階の女給部屋の隅に寝ころぶ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ごろりと座敷へ寝ころぶ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あとは、泳ぐ者、魚を釣る者、干潟で、マテやアサリ貝を取る者、酒をのむ者、寝ころぶ者、など勝手放題、ゆるやかな波がよせてはかえす島の海岸で、時間をすごした...
火野葦平 「花と龍」
...自分がそこに寝ころぶのは...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...僕は芝生の上に寝ころぶ絵具箱を枕に...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...臂(ひじ)を曲げて寝ころぶと...
柳田国男 「雪国の春」
...襷や鉢巻をして寝ころぶというのも妙なものだろう」「寝ころんでどうするって」「あれを見ろよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...上野や道灌山の森蔭へ行って寝ころぶくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...ここへ来て寝ころぶのは皆...
吉川英治 「宮本武蔵」
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