...殖民地戦争の経験に富むキチナー元帥は...
石原莞爾 「戦争史大観」
...頗る此種の例に富む...
高木敏雄 「比較神話学」
...これはたぶんあとの母音は振動数の多い上音(オバートーン)に富むため...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...「富む事は美徳である...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...余はひとたびこの人民がこの商業に黽勉(びんべん)するの熱心とその商業を進捗(しんちょく)せしむる自然の便益と〔按ずるに善き港湾に富むがごときの類〕および今日においてすでにその成就したるところの功績につき思考するときには...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...学才には富む私だから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...八五 奇異なる死刑古代の刑法が酷刑に富むことはいうまでもないが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...護謨(ごむ)細工のように柔軟(やわらか)な弾力に富む彼女らの yoni とは...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...空想に富む若い建築家の手に成ったもので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...それを持ち帰って大いに富む...
南方熊楠 「十二支考」
...その変化に富むこと...
柳宗悦 「工藝の道」
...味わい極めて雅致に富む...
柳宗悦 「工藝の道」
...果断と勇気に富むそうである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...こういう正義と愛情に富む為政者にして武人であった君も...
吉川英治 「私本太平記」
...手腕家ではあるが無節操であり、計謀に富むが、気局は大きくない...
吉川英治 「新書太閤記」
...なかなか詩情に富む所である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...急激に異国色に富む郊外として開けて来たのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...この国は鉱山から解放された三分の二のものの生産物だけより富むであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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